とがったもの、まるいもの

私はとがったものがあまり好きではない。

子どもの頃、散らかった机の上で
転がっていた鉛筆に手をつき、
芯が手のひらに刺さったことがある。
それ以来、鉛筆は筆筒(今時あるのか?)芯を下にして入れる。

とがっているものは、どこか緊張する。先端恐怖症かも

それは物だけでなく、
人もそうかもしれない。

ツンツンした人、
言葉が鋭い人、
どこか角が立っている人は少し苦手だ。

だから私は、まるいものが好き。
ボールとか、
ぽっちゃりした人とか、
やわらかい空気を持っている人とか。

そして、ひらがなも好きだ。

カタカナは、どこか硬くて
少しだけとがって見える。

ひらがなは、まるい。
やわらかい。
安心する。

もしかしたら私は、
ずっと「まるいほう」を選びながら
生きてきたのかもしれない。