50代になって、
誰かに怒られたり、
叱られたりすることがほとんどなくなった。
幼い頃は、
悪いことをすれば父に叱られた。
あの頃の父は、とにかく怖かった。
20代で社会人になってからも、
多少は叱られた記憶がある。
今思えば、
ザ・昭和の時代だった。
パワハラなんて言葉もなく、
厳しさが当たり前の空気があった。
父はというと、
近所で車を吹かしている不良少年がいれば
注意しに行くような人だった。
だからだろうか、
その不良少年たちが大人になった今でも、
私にペコッと挨拶をしてくれる。
父は相当怖かったのだと思う。
叱られなくなった今は、
気楽といえば気楽だ。
だけど、
叱られないということは、
もう誰も本気で向き合ってくれないということなのかもしれない。
時代が変わったのもあるだろう。
それでもふと、
叱られていた頃の緊張感を思い出すことがある。