若い頃の私は、
「これやりたい!」と思ったら
すぐ飛びつくタイプだった。
勢いで始める。
でも、やってみると
「あれ?なんか違う」
と感じて、やめてしまうことも多かった。
たぶん、
そこまで深く知りたいわけではなく、
うわべだけ触れて満足していたんだと思う。
だけど、
本当にやりたいことは違った。
私はリラクゼーションの揉みの仕事に
どうしても就きたくて、
研修所の門を叩いた。
最初の研修所は若い子ばかり。
当時私は40代。
体臭のことも気になり、
女子が多い環境にストレスも感じて、
結局そこは挫折した。
それでも諦められなかった。
どうしても揉みの仕事がしたくて、
別の研修所へ行った。
そこはお店が先行投資で
研修中も時給が出る環境だった。
年齢的な不安もあったけれど、
とにかく丁寧で、
体の使い方を細かく教えてくれた。
普通は1ヶ月で卒業するところ、
私はなんと3ヶ月かかった。
オーナーに
「前代未聞だよ」
と言われるほど。
正直、恥ずかしかった。
でも、
時間がかかってもいい。
ちゃんと覚えたい。
そう思えた。
今はその仕事には就いていないけれど、
体はちゃんと覚えている。
やりたいことは、
時間がかかっても
やりたい。
私は、
本気のものだけは
手放さない人なんだと思う。