カテゴリー: 気づき・心のこと

  • 気にしすぎる

    自宅から一歩でも外に出ると、
    私はまず、
    人がいるかどうかを確かめてしまう。

    知り合いの方に会えば、
    もちろん挨拶はする。

    でも、
    やっぱり一番気になるのは体臭で、
    「なるべく会いませんように」
    と、心の中で祈りながら
    玄関の扉を開けている。

    田舎なので、
    そうそう人に会うことはない。

    それでも、
    人に会うというだけで、
    私は気を遣ってしまう。

  • 今日は安心できた理由

    今日は仕事が休み。
    どこかに出かけるわけでもなく、
    家にいるだけで、
    とてもリラックスしている。

    仕事は、
    基本的に1人で動く仕事だけれど、
    それでもストレスを感じることはある。

    時間内に仕上げなければいけないこと。
    車を運転する仕事なので、
    慌てると事故につながる可能性もある。

    常に慎重でいなければならない、
    そんなプレッシャーもあって、
    それなりにストレスは溜まる。

    でも今日は、
    仕事が休みで、
    何の予定もない。

    自宅で、
    のんびりくつろげる。

    それだけで、
    今日は安心だなぁと感じている。

  • 海外

    日本人は、ワキガの割合が2割ほど。
    韓国人は、ほぼないと、
    どこかで目にしたことがある。

    一方、
    アメリカは7割。

    それを知った時、
    私は
    「海外に住みたい」
    と思った。

    日本に住むより、
    あまり気にしなくていいすかもしれない。
    そんなふうに、
    とても単純に思ってしまった。

    アメリカは、
    デオドラント大国だとも聞く。

    日本では規制されているものも、
    使えるのではないか。
    そんなことも考えた。

    若い頃、
    私はアメリカに住みたいと思っていた。

    もし、
    私がワキガではなかったら。

    海外に住みたい、
    そんなふうに思っただろうか。

    たぶん、
    そんなことすら
    考えもしなかっただろうな、
    と思う。

  • 外出先で一番気を遣う瞬間

    まず、人に会うこと自体、気を遣ってしまう。
    「今日の私、臭ってるよなぁ」
    と、内心思いながら普段生活している。

    会社に到着して、
    事務所に人がいると、そこで一気に緊張する。

    周りは、
    私がそんなことを考えているなんて露知らず。
    当たり前なんだけど。

    「臭い、感じたかなぁ。どうかな」
    そんなことばかり考えてしまう。

    すぐその場から離れたくて、
    やることをやったら、すぐ外に出る。

    車に乗り込むまで、
    ほんの少し歩くだけなのに、
    風が吹くとそれだけで神経を使う。

    向かい風だと、
    ムワッと臭いがする気がして嫌になる。

    追い風だと、まったく感じない。

    無風だと、少し安心する。

    社会に出ると、
    本当に気を遣って、しんどい。

  • 今日は仕事だった。

    私の仕事は、
    一人で車を運転し、
    書類を運ぶ仕事だ。

    事務所のような
    箱の中での仕事は、
    正直、私にはとてもじゃないができない。

    空調で風が上から当たると、
    体臭がふわっと広がる気がして、
    それがとても恐ろしい。

    それに、昔からだけど、
    ヒソヒソ話をされるのも苦手だ。

    「臭いね〜」
    そんな言葉を耳にすると、
    若い頃は本当に辛かった。

    全部、自分のことを
    言われているように感じてしまっていた。

    仕事に打ち込みたいと思っても、
    周りが気になり、
    集中できないことも多々あった。

    一か所にとどまる働き方は、
    私には無理だったのだと思う。

    いろいろ試して、
    いろいろ悩んで、
    今の仕事に落ち着いた。

  • 1人が好き

    私は、1人が好きだ。

    体臭があるから、
    大勢の人がいる場所には
    できるだけ行きたくない。

    前にも書いたけれど、
    例えば――

    電車、
    飛行機、
    公共交通機関、
    土日のモール、
    テーマパーク、
    ライブ会場、
    お祭り。

    とにかく、
    人が多いところが苦手だ。

    息が詰まる。
    のびのびできない。

    自分が
    「ここに行きたい」
    そう思えば、
    私は1人でどこへでも行く。

    誰かがいると、
    どうしても気を遣ってしまう。

    気を遣うくらいなら、
    1人のほうがいい。

    でも、
    コミュニケーションを取ること自体は嫌いじゃない。

    人とお話しするのは、好きだ。

    それはきっと、
    その場限りの関係だから。

    深く踏み込まれない。
    期待もされない。
    終わりが決まっている。

    だから、
    安心して話せる。

    1人でいると、
    自分と向き合うことができる。

    自分の機嫌を取ったり、
    何をしたいのか、
    どうしたいのか。

    そんなことを、
    静かに考えられる。

    半年前くらいから、
    瞑想を始めた。

    毎日やってみているけれど、
    なかなかうまくできない。

    それでも、
    続けている。

    だから私は、
    1人が好きだ。

  • 衣類・服について(体臭との付き合い方)

    私は、
    体臭のことを考えて
    着るものにも気をつけている。

    冬の服選び

    冬はセーターを着たくなる。

    毛、ウール、カシミア。
    暖かくて魅力的だけれど、
    私の場合は選ばない。

    理由は、
    一度皮脂の臭いがついてしまうと
    なかなか取れないから。

    お値段も高いし、
    臭いが気になって着られなくなるのは
    もったいない。

    また、
    ポリエステルやナイロンなどの
    化学繊維も着ない。

    私には合わなかった。

    私がよく選ぶ素材

    私が好きなのは、
    レーヨン。

    タグに
    「レーヨン50%」などと書かれていると、
    安心して購入する。

    洗濯もしやすく、
    扱いやすいところが気に入っている。

    インナーについて

    インナーの下着は、
    冬でも「暖か綿」など、
    メーカーによっていろいろ出ている。

    探してみると、
    自分の体に合うものが
    見つかるかもしれない。

    夏の服選び

    夏は、
    断然 綿。

    冬の話でも出てきたけれど、
    ポリエステルやナイロンは
    汗を吸わない。

    私にとっては、
    それがとても恐ろしく、
    夏には着たくない素材だ。

    着ないもの

    肌も弱いので、
    ユニクロの
    ヒートテックやエアリズムなどは着ない。

    これは、
    私の体に合わなかったから。

    まとめとして

    体臭があるからといって、
    おしゃれを諦めたいわけではない。

    ただ、
    自分の体が少しでも楽でいられる素材を
    選んでいるだけ。

    これも、
    私なりの体臭ケアの一つだ。

  • 閉め切っているのは良くない

    冬は服をいっぱい重ね着をする。
    首元もタートルネックを着ることが多いと思う。

    でも、これは体臭がこもりやすいので、
    あまりおすすめではない。

    私も寒いからと、
    上着を風が入らないようにガチガチに閉めて着込んでいた。

    そうしたら、なんだかこもった臭いがして、
    「あ、通気性が悪いからダメなんだ」と反省した。

    寒いからといって、
    全部閉め切ってしまうのはよくない。
    ある程度、通気性をよくした方がいい。

    タートルネックはあたたかくていいけど、
    汗拭きシートで拭く時に不便なこともある。

    首元は、外出する時はマフラーで調整して、
    室内では外した方がおすすめだと思う。

    そして、これは人間関係も同じだなと思った。

    ガチガチにしてしまうと、
    そこだけの世界になってしまう。

    こちらは通気性という言葉とは少し違うけれど、
    少し開放した方が、風通しがいい。

    距離をゆるめるとか、
    考えすぎないとか、
    一度、外の空気を入れる感じ。

    寒いからといって、
    全部閉め切らなくてもいい。

    体も、心も、
    少し余白がある方が楽なのかもしれない。

  • 術後臭

    手術方法は、剪除法だった。
    日帰り手術で、
    1週間ほど脇を動かさないように、
    安静にして過ごした。

    重いものも持たないようにしていた。

    当時は、
    「やっと臭いから解放される」
    そう思えて、
    嬉しさでいっぱいだった。

    けれど、
    1ヶ月ほど経った頃。

    脇ではないところから、
    変な臭いが、
    私の体のどこかから
    漂ってくるようになった。

    どこなんだろう。
    なぜ、こうなった?
    え?
    手術したのに、どうして?

    必死でネット検索をして、
    「術後臭」という言葉を見つけた。

    2ちゃんねるなどに書かれている
    術後臭の体験談を、
    血眼になって読み漁った。

    そして、
    私は確信した。

    ――これは、術後臭だ。

    ネットで調べたクリニックの医師は、
    「術後臭はない」と言っている。

    けれど、
    私の体には、
    確かに違和感があった。

    術後臭については、
    いくつかの説がある。

    ひとつは、
    手術はしたけれど、
    完全には取りきれず、
    脇からまだ臭いが出ている、という説。

    もうひとつは、
    脇ではなく、
    他の部位から臭いが出ている、という説。

    私の場合、
    手術後、
    脇からの臭いは、
    明らかに出ていない。

    だから私は、
    「取りきれなかった」という説ではなく、
    脇以外の部位から
    臭いが出ている、
    というほうだと感じている。

    実際、
    臭いを感じる場所は、
    脇そのものではなかった。

    それでも、
    手術をしたという事実があるからこそ、
    「なぜ?」という違和感は、
    長い間、消えなかった。

    体に傷をつけて、
    高いお金を払って。

    私は、
    馬鹿なことをしたなぁと、
    後悔しかなかった。

    それが、
    当時の正直な気持ちだった。

  • 40代 ― 手放したものと、取り戻したもの

    40代。
    私は離婚をした。

    子どもがいなかったこと。
    そして、お互いの愛情がなくなっていたこと。

    別れを切り出したのは、彼の方だった。
    きっと、彼女でもできたのだろう。

    内心、ホッとした気持ちがあったのも事実だ。

    彼は、これから若い女性と一緒になれば
    子どもを授かることもできるかもしれない。

    私は、結婚生活には向いていなかったのだと思う。

    そうして、
    一人暮らしを始めた。

    当時接客業をしていた私は、
    やはりワキガのことが常に気になっていた。

    離婚の際、
    慰謝料を少しだけ受け取った。

    これまでの人生の大半を
    ワキガの悩みに費やしてきた私は、
    このお金を使って
    手術を受けることを決めた。

    クリニックに行き、
    説明を受け、
    手術をすることを選んだ。

    日帰り手術だった。

    術後は一週間安静とのことで、
    事前に食料をしこたま買い込み、
    自宅で静かに過ごした。

    手術後、
    脇からは何も臭いがしなくなった。

    「何も臭わない」
    それが、こんなにも素晴らしいことなんだと知った。

    嬉しかった。
    本当に、やってよかったと思った。

    その嬉しさを噛みしめながら過ごした、40代だった。

    だがしかし、
    50代に差し掛かる頃、
    「え?」と思う出来事が起こることになる。

    つづく