コロナ禍の時期、
みんながマスクをしていた頃。
私は正直、
「このままずっと、世の中がこうだったらいいのにな」
と思っていた。
世の中の人が
みんなマスクをしている。
それだけで、
とてもホッとしていた。
自分だけが隠しているわけじゃない。
自分だけが気にしているわけじゃない。
そう感じられる時間だった。
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実は、
コロナが流行する2〜3年前、
「もし世の中の人が、みんなマスクをする時代が来たら
どうなるんだろう?」
と考えたことがあった。
それが、
現実に起こった。
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実際に起こってみると、
表情が見えない。
声の感じも、
雰囲気も、
分かりにくい。
やっぱり、
みんながマスクをしている世界は、
どこか悲しかった。
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ホッとした気持ちと、
寂しい気持ち。
その両方を、
私はあの時、
同時に感じていたのだと思う。
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その頃、
在宅ワークという働き方が
一気に広まった。
「もしかしたら、
こういう働き方なら
私にもできるかもしれない」
そんなふうに、
私も在宅ワークの仕事をしたいと
思うようになった。
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でも、
現実は、
いまだに在宅ワークはできていない。
思ったようには進んでいない。
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それでも、
あの時に
「やってみたい」と思った気持ちは、
今も心のどこかに残っている。